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| こんもうざん さいほうじ なづかんのんどう 金網山 西方寺 （通称：奈津観音堂） |
倭姫命腰かけ岩から国道260号を南へ約500ｍの所、老杉と大楠のある所が、地元の人々が「奈津の観音さん」と親しんで呼んでいる厄除けの観音堂である。 昔、奈津の浜に、小さな黄金の仏像を頭に戴いたクジラが出現したのを地元の漁師が網ですくい上げると、西の空がたちまち金色に染まり、ふしぎなことに、クジラは見る見るうちに岩と化してしまいました。 黄金の仏像は祠を建てお祀りしたのが今の観音堂の始まりで、奈良時代の高僧行基の開基と伝えられる名刹である。 高僧たちの修行の霊場でもある。 解説文：仙宮神社宮司 加藤實 |